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A JOURNEY THROUGH TIME

人はいつも、
明日をたずねてきた。

ひとつの発祥から広がったのではなく、
さまざまな文化で受け継がれてきた占いの歩み。

古代

空や自然の変化に意味を見いだす

空の観察と、吉凶を読む営みは、長い歴史のなかで関わってきました。古代の占いを現代の「星座占い」と同じものと考えず、王や共同体の判断、暦、宗教などとの関係から見ることが大切です。

古代中国から

易と、変化を考える枠組み

陰と陽の線を組み合わせる易は、自然や人間の変化を考える伝統として受け継がれました。東アジアでは、占いだけでなく思想や美術にもその象徴が現れます。

2世紀ごろ

プトレマイオスと占星術の文献

アレクサンドリアで活動したプトレマイオスは、天文学・地理学・占星術の著作で知られます。『テトラビブロス』は占星術の歴史を考える重要な文献です。

15世紀のイタリア

タロットは、まずカードゲームとして

現在は占いの道具として知られるタロットも、初期にはカード遊びのために使われました。古いカードには、当時の宗教や物語、社会のイメージが映り込んでいます。

17世紀の英国

質問と出生図を、書物にまとめる

ウィリアム・リリーの『Christian Astrology』(1647年)は、質問に関する占星術と出生図の読み方などを扱います。図書館に残る書物から、当時の実践の姿をたどれます。

18〜19世紀

タロットと占いの結びつきが広がる

フランスを中心に、カードと秘教的な思想を結びつける解釈が広まりました。タロットの古代エジプト起源説は、後世の思想のなかで語られたもので、確認済みの起源ではありません。

1909年

ライダー・ウェイト・スミス版の登場

パメラ・コールマン・スミスの絵とアーサー・エドワード・ウェイトの構想によるデッキは、その後のタロットの図像に大きな影響を与えました。

現代

雑誌・電話・Web・SNSへ

占いに出会う場所は、対面だけでなく、書籍、雑誌、電話、Web、動画やSNSへと広がっています。道具の歴史と、発信するメディアの歴史を合わせて見ると、楽しみ方の違いも見えてきます。

歴史を読むときの、3つの手がかり

道具が生まれた時代と、占いに使われた時代を分ける

カードに描かれた古い図柄を見つけても、当初から今と同じ意味で占っていたとは限りません。タロットはゲームとしての歴史と、後に占いへ結びついた歴史を分けてたどると、変化そのものが読みどころになります。

誰が、何のために使ったのか

王や共同体の判断、暦、個人からの問い、娯楽。問いを発する人と使われる場面が変われば、占いの役割も変わります。年号だけを追うより「その時代の人は、何を知りたかったのだろう」と考えてみましょう。

図像や本から確かめる

カード、美術品、書誌の資料には、制作年代や作者、来歴などの手がかりがあります。現代の解説と当時の資料を読み比べると、後世に付け加えられた意味も考えられます。

次に読むなら、この2つの道

カードに惹かれた方はタロットの楽しみ方へ。星の本に興味を持った方はプトレマイオスとウィリアム・リリーの紹介を読み比べてみてください。時代による問いの違いを探す、小さな読書の旅になります。

参考情報

確認日:2026年10月21日

次に読む・使う

占って楽しむ、知識を深める、専門家を探す。次に気になる入口を選んでください。